Samba 3.2 のクラスタ機能検証手順

提供:Samba-JP
2008年10月5日 (日) 15:30時点におけるMonyo (トーク | 投稿記録)による版
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Samba 3.2 系列の新機能の一つにクラスタ機能があります。

以下、Debian 開発版(コードネーム lenny)を用いた、クラスタ機能の検証手順を解説します。

なお、lenny を用いた理由は、検証に必要なパッケージがすべてデフォルトで用意されているためです。

iscsi ターゲットの作成

クラスタ機能を利用するには、共有ディスクが必要です。

Samba のクラスタ機能は、共有ディスクの実装に依存しませんが、比較的手軽にできる共有ディスクとして、ここでは iscsi のターゲットを動作させることにします。

以下、 base-system のインストールのみを行った lenny を前提として手順を紹介します。

  • ホスト名の設定
ここではホスト名を「iscsi1」に設定しました。
echo iscsi1 > /etc/hostname
  • IP アドレスの設定
検証だけなら DHCP でも動作しますが、ここでは一応 192.168.135.20 というアドレスを付与しました。
 # The loopback network interface
 auto lo
 iface lo inet loopback
 
 # The primary network interface
 auto eth0
 #iface eth0 inet dhcp
 iface eth0 inet static
         address 192.168.135.20
         netmask 255.255.255.0
         network 192.168.135.0
       broadcast 192.168.135.255
         gateway 192.168.135.2
  • パッケージのインストール