Sambaの10年
以下のドキュメントは、10 years of Samba!の翻訳です。
Sambaの10年!
誰が このアナウンス が現在のSambaプロジェクトにつながると思ったでしょうか? 数えきれない程の多くの人々が10年もの長期にわたって参加してくれたおかげで、Sambaは改善し続け将来が明るくなりました。
The first version
最初の仮のバージョンは、1992年の初めに数日で書かれました。その詳細は http://ftp.samba.org/ftp/unpacked/samba/docs/history で読むことができます。 また、かなり初期のバージョンは http://ftp.samba.org/ftp/samba/old-versions/server-05.tar.Z から取得することができます。
その最初のバージョンは、幸福な記憶と幾つかのうんざりするひどいコードでした。それは私の最初のソケットプログラムでした。そして、それは本当に見えました。昨年、Jeremyと私は会議の間に最初のバージョンをダウンロードし、なんとかNT4のディレクトリの一覧を取得することができました。しかし、それは別として現在のクライアントには全く役に立ちません。プロトコルの変更がとても多すぎることが原因です。
nbserver 1.5
長い休憩の後、nbserver 1.5は1993年11月にリリースされました。このバージョンは、"nmbserver"(現在、nmbdとして知られている)とsmbclientを追加し、主なデーモンの名称を"smbserver"と変更しました。これはSMBスペックに影響された最初のバージョンです。旧バージョンはネットワークダンプに基づいたものでした。このバージョンはまた、プリントサーバーの働きをする最初のものでもありました。
nbserver 1.5は初期のバージョンの"あなた好み"ライセンススタイルと異なり、GNUライセンスの下でリリースされました。これは、私がLinuxの巨大なファンになっており、Linuxコミュニティーに進歩している進行に感動したという事実が大きく反映されています。私はこの決定を後悔したことがありません。また、私は、GPLがSambaに非常に適していると思います。
nbserver 1.5.20
Jeremy Allisonは、このリリースからSambaの開発に入りました。Jeremyの最初のパッチは、"sun386"マシン上でコンパイルするためのsmbclientおよびパッチからのNTサーバーに接続するべき能力を加えました。そのマシンは、彼のジャンク・ハードウェア戸棚の底にまだあります。
このバージョンは、さらにマイクロソフトの従業員からの最初のパッチを含んでいました。Lee Fisherは、ボリュームIDのSMBcreateにdebugステートメントを加えました。Leeは、初期のSambaの大きな支援者で、X/Openスペックのコピーを自費で私に送付してくれました。(それはとても高価で、当時私は貧乏な学生でした。)
nbserver 1.5.21
1993年12月はプロジェクトにとって、かなり忙しい期間でした。Karl Auerのおかげでバージョン1.5.21のリリースから"smb.conf"が追加されました。smb.confによって新しい実行時構成オプション追加するのが非常に容易になりました。これはプロジェクトには全く革命的でした。ただちにプロジェクトは、"optionitis"を大々的に採用し、Sambaドキュメンテーションを最新にしようとする人々を後悔させました。
nbserver 1.6
1994年3月にsmbserver1.6がリリースされました。このバージョンは、ロングファイル名をサポートしていました。(Jeremyのおかげ)さらに、よりよいドキュメンテーション(Karlのおかげ)が入りました。
1994年4月にSyntax社のマネージャが"smbserver"は彼らの商標であることを手紙で知らせてくれました。そこで、パッケージの名称を"Samba"に変更しました。最初のSambaはバージョン1.6.05でした。
Samba 1.6.09
これは恐らくSambaの最初の実際にポピュラーなバージョンでした。そのダウンロードの回数は急速に増えてきました。また、毎日、寄贈者からパッチが届くようになりました。
さらに、これは"ユーザレベル"セキュリティをサポートした最初のバージョンでした。それは企業で使うために、より便利になりました。
Samba 1.7
Samba 1.7は1994年7月にリリースされました。このバージョンは名前解決(ロングファイル名はより古いクライアントで利用可能です)をサポートし、膨大な数のバグを修正しました。さらに、私が、数日おきに、ftpサイト上にホームディレクトリーにあったものすべてを単にダンプするのではなく、アルファの版のプレリリースを行った最初のバージョンでした。
さらに、これはFAQを持つ最初のバージョンでした、Karl Auerの驚くべき仕事に感謝。
Samba 1.8
Samba 1.8は、source/ ディレクトリ中にソースファイルがある、新しいソース構造にしました。この小さな変更は非常に多くの開発の口火を切りました。
さらに、fujita@ainix.isac.co.jpが私宛に漢字パッチを送っていただいたことにより、このバージョンは、初めて外国語の原始的なサポートを加えました。
このリリースでは、ついに、IPCと、名前付きパイプをサポートしました。"net view \\server"でリストをブラウズするサポートが始まりました。何人かの人は、このことがSambaを使い始めるための重要な機能だったと私に伝えました。
Samba 1.9
Samba 1.9のリリースにはとても長い時間がかかりました。1.9の最初のリリースは1995年1月でした。そして、適切なブラウジングサポート方法の半分と、Sambaがネットワークのマスター・ブラウザーになることが可能になりました。
バージョン1.9はまた、SMBサポートを付けてコンピュータを組み立て販売する会社に最初に広く採用されました。LinuxやFreeBSDとSambaで即席のストレージ機能を、Windows ネットワークに提供するために適用し始められました。
Samba 1.9.16
これは特に優良な製品でした。1996年5月にリリースしたバージョン1.9.16でCVSを採用しました。それは、私がもはやSambaへコードを直接書き込む唯一の人ではないことを意味しました。そして「Sambaチーム」が生まれました。CVSに移ることは、Sambaをはるかに速く開発することを可能にしました。
バージョン1.9.16はLuke LeightonがSambaパッチを送り始めたものでした。Lukeは、最初にブラウジングの領域、そして次にNT4ドメインでのMSRPCサポートの開発で、数年間Sambaの開発に大きく貢献しました。2000年8月に、Lukeおよび他の何人かの開発者がチームを去り、より大きなNT統合へ向けてSamba TNGプロジェクトを目指してSambaの新バージョンから分岐しました。LukeによるSambaへの多くの貢献は、非常に評価されるものです。
Samba 2.0
Sambaが1.9から2.0まで移るまでは長い期間でした。私は我々が2.0においての新規機能リストを増して、リリースを伸し続けるように、少しの「バージョンナンバ懸念」を捕えたかもしれないと思います。そのリリースは、1999年1月末に行われ、非常に好評でした。1日に何百または何千ものダウンロードが発生し、初心者の管理者さえ自身の「Sambaネットワーク」をセットアップしました。
そのうちに、Samba 2.0 向けに、John Blairが最初のSamba本を出版しました。これは巨大なマイルストーンで、Sambaを普通のユーザにより利用しやすくしました。この本が何か月も販売チャートで首位を占めた時、それは皆にとっての大きな驚きでした、そして直ちにSambaについての本を発表する多数の他の出版社が出てきました。20冊以上の本が複数の言語で存在し、現在でも増え続けています。
Samba 2.2
Samba 2.2はSambaの現在の安定したリリースです。それはNT4ドメインのプライマリドメインコントローラになることが出来、Windows 2000と、非常に改善された印刷基盤(HPの支援に感謝)のサポートが追加されています。私は、それが実際にあまり悪くないと思います。
Samba 3.0
私たちは今Samba 3.0の作業を行っていて、状態はかなりよくなってきています。1992年の最初のリリース以来、コードは100倍にも成長しました。それは一言ではとても言い表すことができません。しかし、それは最初のバージョンに1つや2つの機能を追加したものではありません。Samba 3.0はアクティブ・ディレクトリをサポートし、Sambaの次の10年間において、使用に耐えうる基盤を提供するために、構造を数多く改良しています。
私は、Sambaの将来はかなり良いと思います。プロジェクトはともに働くフリー・ソフト・プログラマによってできることへの壮大な遺言で、世界中の無数のネットワークに非常に貴重なツールを提供しています。
さて十分な郷愁でしたが、私はただ言いたいことは、その数年にわたってSambaに寄与したすべての人に感謝の意です。とても楽しかったです。ありがとう!
Andrew Tridgell
2002年1月