「ゲストアカウントとして認証されてしまう」の版間の差分
提供: Samba-JP
				
				
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2006年8月17日 (木) 01:09時点における最新版
| KB番号 | J0042 | 
| 最終更新日 | 2001/05/29 | 
| 作成者 | たかはしもとのぶ | 
| 最終更新者 | 
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.x
現象
Windows 側から、Samba サーバで正しく認証されるユーザ名とパスワードで接続しているにも関わらず、ゲストアカウントとして認証されることがあります。この場合
- 突然パスワードを要求されるようになる
- homes 共有が提供するホームディレクトリの共有がなくなる
- ある共有にだけ入れなくなる
- 突然書込み権がなくなる
といった形で問題が顕在化します。
原因
これは現在の Samba の仕様になります。
Samba サーバが複数の共有を提供しており、その一部でゲストアクセスのみが許可されている場合、ゲストアクセスのみが許可されている共有に接続を行なった後に認証が必要な一般の共有に接続しようとすると、ゲストアカウントとしてアクセスが行なわれてしまいます。例えば以下のような smb.conf になっていた場合、
 [homes]
         guest ok = no
 
 [ public ]
         public = yes
         only guest = yes
先に public 共有に接続してから、homes 共有(もしくは任意の guest ok = no の共有)にアクセスしようとしても、ゲストアカウントからのアクセスと見なされてしまうため、失敗して以下のようなログが記録されます。
[2001/04/10 16:39:29, 1] smbd/password.c:pass_check_smb(500) Couldn't find user 'nobody' in smb_passwd file. [2001/04/10 16:39:34, 1] smbd/password.c:pass_check_smb(500) Couldn't find user 'nobody' in smb_passwd file.
この文書は samba-jp:09409 からのスレッドを元に作成しています。
