「Smbstatusでのmachineの表示がIPアドレスになる」の版間の差分

提供:Samba-JP
ナビゲーションに移動検索に移動
(MSDN KB追加)
(最終更新日)
 
1行目: 1行目:
{{冒頭部|J0094|2008/03/26|太田俊哉|}}
{{冒頭部|J0094|2008/03/31|太田俊哉|}}


==対象==
==対象==

2008年3月31日 (月) 05:44時点における最新版

KB番号 J0094
最終更新日 2008/03/31
作成者 太田俊哉
最終更新者

対象

この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。

  • Samba 3.0 系列

現象

Samba付属のコマンド smbstatus で共有やセッションの状態を表示するとき、machineフィールドが、コンピュータではなくIPアドレスで表示される場合があります。

説明

これは、Sambaの仕様です。クライアントからの接続がポート445(Direct Host)で行われた場合、一定の条件下でIPアドレスで表示されます。

Samba内部では、接続してきたクライアントのIPアドレスを、いったんリモートホスト名として格納します。ポート139で接続された場合は、その後、NetBIOS Session Requestによりクライアント側のNetBIOS名が通知され、その名前でリモートホスト名が上書きされます。しかし、ポート445で接続した場合には、NetBIOS Session Requestが行われないため、そのままIPアドレスが使用されます。

ただし、ユーザ認証時に、NTLMSSPを使って認証したときはクライアントのNetBIOS名が通知されるので、そのNetBIOS名を使います。

この技術情報は samba-jp:20112 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。

関連情報