Samba 3.2.0 リリースノート
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Samba 3.2.0リリースノート(2008年7月1日)
これは安定版 Samba 3.2.0の最初のリリースです。
SambaはGPL V3で頒布されるようになったことに留意してください。ライセンスのより詳細な条項については、本リリースノートと共に配布されているCOPYINGファイルを参照してください。
Samba 3.2.0における大きな拡張は以下の通りです:
- ファイルサービス
- いくつかのDCE/RPCインタフェースにおいて、IDLで生成された解析レイヤを用いるようになった
- パス名の最大長 1024 バイトの制約、ファイル名関連コンポーネントの最大256バイトの制約がなくなり、ホストOS の MAX_PATH の設定までの長さが扱えるようになった
- レジストリベースの設定機構が導入された
- CIFS UNIX Extension サポートが改善された
- ファイルサービスのクラスタリングが試行導入された
- サーバ、クライアントツール、ライブラリでIPv6がサポートされた
- 代替データストリームのxattr属性への格納がサポートされた
- サーバ、クライアントツール、ライブラリで、暗号化された SMB トランスポートがサポートされた
- Vista クライアントからの Kerberos 認証がサポートされた
- Winbind 機構と Active Directory 統合:
- Windows Server 2003 のクロスフォレスト、推移的な信頼関係及び一方向の信頼関係が完全にサポートされた
- pam_winbind および NSS 機構の検索機構の拡充により、userPrincipalName を用いたログオンがサポートされた
- NSS 呼び出しにおいて、ネストしたドメイングループのサポートが拡充された
- Active Directory の LDAP 署名ポリシーがサポートされた
- 新しい LGPL の Winbind クライアントライブラリ (libwbclient.so) が登場した
- Windows2008における、ドメイン間の信頼関係確立がサポートされた
- ドメイン参加(Join)
- ドメイン参加に関連するクエリをサポートする新しい NetAPI ライブラリ(libnetapi.so)と GTK+ を用いたドメイン参加 GUI のサンプルが同梱された
- リモートからのドメイン参加、削除がクライアント、サーバにおいてサポートされた
- Windows Server 2008 ドメインへの参加がサポートされた