Samba を Direct Hosting of SMB に対応させる方法
提供:Samba-JP
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KB番号 | J0068 |
最終更新日 | 2002/09/11 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.2 系列
概要
Windows 2000 以降の OS では、従来の 139/tcp を用いる NetBIOS over TCP/IP (NBT) に代わり、445/tcp を用いる Direct Hosting of SMB という新しいプロトコルがデフォルトになっています。 Direct Hosting of SMB の概要については、以下の技術文書を参照してください。
Samba も inetd や xinetd などのプログラムから起動させることで、Direct Hosting of SMB に対応させることが可能です。
Red Hat Linux 7.3 の場合の設定例を以下に示します。
1. 以下のような内容で /etc/xinetd.d/samba という名称のファイル(実際はファイル名は何でも良い)を作成します。
# default: off # description: Samba, Direct Hosting of SMB version. \ # Only Windows 2000 or above can connect to this version of \ # Samba. service microsoft-ds (← /etc/services 中の 445/tcp の記述と一致させます) { disable = no (← 無効にする場合は、ここを yes にしてください) port = 445 socket_type = stream wait = no user = root server = /usr/sbin/smbd log_on_failure += USERID }
2. デーモンとして Samba を動作させている場合は、以下のようにして Samba を停止させます。
# chkconfig smb off # /etc/init.d/smb stop
3. xinetd で定義した Samba を起動します。
# /etc/init.d/xinetd restart
4. Windows 2000 以降の OS から接続できることを確認してください。
確実に Direct Hosting of SMB を使っていることを確認するには、パケットをキャプチャするか、Windows 2000 側で NetBIOS over TCP/IP を無効にした状態でも Samba に接続できることを確認してください。
この技術情報は samba-jp:13245 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。