Samba を Direct Hosting of SMB に対応させる方法

提供:Samba-JP
2006年8月21日 (月) 07:08時点におけるRibbon (トーク | 投稿記録)による版 (新規追加)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動検索に移動
KB番号 J0068
最終更新日 2002/09/11
作成者 たかはしもとのぶ
最終更新者

対象

この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。

  • Samba 2.2 系列

概要

Windows 2000 以降の OS では、従来の 139/tcp を用いる NetBIOS over TCP/IP (NBT) に代わり、445/tcp を用いる Direct Hosting of SMB という新しいプロトコルがデフォルトになっています。 Direct Hosting of SMB の概要については、以下の技術文書を参照してください。

Samba も inetd や xinetd などのプログラムから起動させることで、Direct Hosting of SMB に対応させることが可能です。

Red Hat Linux 7.3 の場合の設定例を以下に示します。

1. 以下のような内容で /etc/xinetd.d/samba という名称のファイル(実際はファイル名は何でも良い)を作成します。

     # default: off
     # description: Samba, Direct Hosting of SMB version. \
     #              Only Windows 2000 or above can connect to this version of \
     #              Samba.
     service microsoft-ds (← /etc/services 中の 445/tcp の記述と一致させます)
     {
             disable = no (← 無効にする場合は、ここを yes にしてください)
             port    = 445
             socket_type     = stream
             wait    = no
             user    = root
             server  = /usr/sbin/smbd
             log_on_failure  += USERID
     }

2. デーモンとして Samba を動作させている場合は、以下のようにして Samba を停止させます。

     # chkconfig smb off
     # /etc/init.d/smb stop

3. xinetd で定義した Samba を起動します。

     # /etc/init.d/xinetd restart

4. Windows 2000 以降の OS から接続できることを確認してください。

確実に Direct Hosting of SMB を使っていることを確認するには、パケットをキャプチャするか、Windows 2000 側で NetBIOS over TCP/IP を無効にした状態でも Samba に接続できることを確認してください。

この技術情報は samba-jp:13245 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。