MediaWikiインストール関連

提供:Samba-JP
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FreeBSDへのインストール

FreeBSDでは、ベース環境にインストールしてもよいが、jail機能を使うと、手軽に システム全体を構築できるためお勧めである。但し、若干手順はかかる。

jailの準備

必要なもの

  • jailctl(pkg)
  • /usr/src配下

準備作業

jailctlを使う場合、make buildworldしたコンパイル済みバイナリを使用する。従って、あらかじめ /usr/src配下で make buildworldしておかなければならない。

インストール

ここではFreeBSD6.2Rでのインストールを前提とする。

パッケージのダウンロード

jail配下でMediaWikiを使う場合には、いくつかのパッケージが必要である。あらかじめ以下のパッケージをダウンロードしておくとよい(pkg_add -r でネットワーク経由でダウンロードも可能)。

  • apache-2.0.59.tbz
  • expat-2.0.0_1.tbz
  • libiconv-1.9.2_2.tbz
  • libxml2-2.6.27.tbz
  • mediawiki-1.9.3.tbz
  • mysql-client-5.0.37.tbz
  • mysql-server-5.0.37.tbz
  • perl-5.8.8.tbz
  • php5-extensions-1.1.tbz
  • php5-iconv-5.2.1_3.tbz
  • php5-mbstring-5.2.1_3.tbz
  • php5-mysql-5.2.1_3.tbz
  • php5-pcre-5.2.1_5.tbz
  • php5-readline-5.2.1_3.tbz
  • php5-session-5.2.1_3.tbz
  • php5-xml-5.2.1_3.tbz
  • php5-zlib-5.2.1_3.tbz
  • pkg-config-0.21.tbz

php5の作成

標準のphp5パッケージの中にはapacheモジュールが含まれていないため、コンパイルし直す必要がある。/usr/ports/lang/php5 に移動し、make でコンパイル、make packageでパッケージの作成を行なう。

jailディレクトリの準備

  1. ディレクトリの準備
    とりあえず/home2/jailとする。このディレクトリを作る。
  2. addonsディレクトリの準備
    このディレクトリ直下に、addonsディレクトリを用意する。この中に、/usr/local/jails/addonsの内容をコピーする。
  3. dellist5.txt修正
    必要に応じてdellist5.txtを修正する。
  4. runme.sh修正
    必要に応じてrunme.shを修正する。
  5. パッケージのコピー
    あらかじめコンパイル済みのphp5とダウンロード済みのパッケージを、/home2/jail/addonsにコピーする。

/usr/local/etc/jails.confの作成

/usr/local/etc/jails.conf.sampleがあるので、これをベースに修正する。以下の点を修正。

  1. IF
    jailが使うインタフェースを指定する。たとえばdc0など。
  2. JAIL_HOME
    jailのホームディレクトリを指定する。たとえば/home2/jailなど。
  3. PROCFS
    TRUEを設定し、有効にする。
  4. JAILS
    ホスト名(ドメイン名)とIPアドレスを指定する。
  5. RC_CONF
    /etc/rc.confに指定したいパラメータを記述する。たとえば、
    RC_CONF='sendmail_enable="NONE" sshd_enable="YES" portmap_enable="NO" network_interfaces="" tcp_keepalive="NO" inetd_enable="YES"'
  6. NAMESERVER
    ネームサーバを指定する。