Browse.dat に guest account でアクセスできないとブラウジングが機能しない

提供:Samba-JP
2006年8月21日 (月) 06:28時点におけるRibbon (トーク | 投稿記録)による版 (新規追加)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動検索に移動
KB番号 J0062
最終更新日 2002/01/27
作成者 たかはしもとのぶ
最終更新者

対象

この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。

  • Samba 2.2 系列
  • Samba 2.0 系列

現象

ブラウズリストを格納する browse.dat ファイルに guest account として指定したアカウントで読みとりアクセスができないような設定を行なうと、Samba がマスタブラウザになった場合に、ブラウジングが機能しなくなります。

原因

Microsoftネットワークでは、クライアントからのブラウズリスト取得の際の通信は、通常匿名の「ヌルセッション(null session)」で行なわれます。

Samba において、ヌルセッションの通信は、guest account で指定したアカウントのアクセス権で処理されます。そのため、browse.dat ファイルに guest account として指定したアカウントでアクセスできない場合は、ブラウズリストの情報を取得することができません。

対処策

browse.dat ファイルにアクセスできるように、ファイル、ディレクトリのアクセス権を設定して下さい。

この技術情報は samba-jp:11706 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。