Samba 2.0.10-ja-1.2 の変更点
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KB番号 | J0061 |
最終更新日 | 2001/12/09 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.10-ja-1.2
詳細
Samba-2.0.10-ja-1.2 では以下の修正が施されています。 1), 2) はソースの修正。a), b) はドキュメントの修正を指してます。
1.統合した修正
- 1. bug#66) J0029: 不正なホームディレクトリに接続される
- patch: sugj-tech:4025
- テスト方法:
- Windows NT/2000 client で、あるユーザでログオフしてすぐに別のユーザでログオンしても、ログオフ済ユーザのホームディレクトリが共有一覧に現れない。
- 2. bug#67) 短いファイル名が違っているにも関わらず同一だと判定される
- patch: sugj-tech:4077
- depend on: bug#2
- テスト方法:
- 「20010802_BCDE_V0013_バージョンアップ依頼書_報告.doc」という名前のファイルが存在するディレクトリに、「20010802_BCDE_V0014_バージョンアップ依頼書_報告.doc」という名前のファイルが追加できない。
- 3. bug#68) J0058: 全角文字を含むドメインに参加した Samba マシンが機能しない
- patch: samba-jp: 10906
- depends on: bug#50
- テスト方法:
- coding system = sjis/euc/cap/hex / client code page = 932 の環境で、日本語を含むドメイン名のドメインに参加した場合、
- security = domain
- の環境で、smbpasswd 中にエントリがないアカウントでアクセスできることを確認する。
- 4. bug#69) ファイル名が不正に短縮される
- patch: sugj-tech:4139
- テスト方法:
- Sambaの共有上で、以下の URL から取得したファイルを展開した時に
- http://www.canon-sales.co.jp/pub/driver/printer/LS/NT/W24450.EXE
- \Other\Canonプリンタドライバ\Lips4\Win2000J V4.50\Win2000 とならずに \Other\Canonプ\LIPS4\Win2000J.50 というフォルダが生成されることを確認する。
- 5. bug#27) ごみばこ patch
- patch: samba-jp:09932 Samba 用ゴミ箱
- original: http://www.amherst.edu/~bbstone/howto/samba.html
- 6. bug#26) J0005: FreeBSDで一部のアプリケーションからの書き込みに時間がかかる
- patch: sugj-tech:2138
- テスト方法:
- DOS/Windows 上のアプリとして ftruncate() を使うようなものを自作して確認する。
- 例えば DOS 上のアプリだと int 21h function 40h (CX = 0000h)を発行するアプリケーションを作成して、Samba上のファイルに対して実行する。
- 7. bug#71) Mac OS X で admin グループのユーザにSWATの管理者モードの操作を許可するパッチの統合
- patch: sugj-tech:4058
- original: ftp://ftp.tba.org.tohoku.ac.jp/pub/samba/
- 8. bug#72) swat から 12文字を越える長さの共有を作成すると表示が不正になる
- patch: sugj-tech:4276
- テスト方法:
- SWATから12文字を越える長さの共有を作成する。
- 共有の詳細設定を行うことができないことを確認する。
- 9. bug#73) swat から 12文字を越える長さのプリント共有を作成すると、[global] セクションに printable = yes が追加される
- patch: sugj-tech:4276
- テスト方法:
- SWATから12文字を越える長さのプリント共有を作成する。
- [global]セクションにprintable=yesが追加されることを確認する。
- 10. bug#74) Mac OS XのNFD変換テーブルの実装がUnicode.orgの仕様と異なる
- depends on bug#13
- patch: sugj-tech:4314
- テスト方法:
- 「朗」の異体字(U+F929)や「隆」の異体字(U+F9DC)を Windows NT/2000上から Samba の共有に書き込むと、各々「朗」や「隆」に変換されて書き込まれていることを確認する。
- その他
- http://developer.apple.com/technotes/tn/tn1150table.html
- で提示されているテーブルのように変換されることを確認する。
- 11. bug#75) utmp へのユーザ名に書き込み時にバッファオーバーフローする
- fj.net.samba
- patch: sugj-tech:4326
- テスト方法:
- 特になし
- a) ドキュメントのバージョン表記の修正
- patch: sugj-tech:4035
- b) PS2 Linux/Vine Linux のパッケージ作成スクリプトの修正
- c) Mac OS X に対応するため config.{guess,sub} を更新
- d) 「Sambaによるファイルサーバ構築法(Samba入門)」の削除
- e) 「SambaではじめるWindowsファイルサーバー入門」の追加
- f) recycle bin パラメータに関する記述を smb.conf に追加
- g) HP-UX 用パッケージ作成スクリプトの修正 from sugj-tech:4267
- h) smb.conf に recycle bin パラメータの記述を追加
3.修正予定のない(メドが立たない)問題点など
現状 merge する予定がそもそもない、できないもの
- 1. bug#25) パラメータ受渡しに利用していた関数をマクロに展開する修正
- X-okuyama-expand-param-loadparm_c-FN_GLOBAL_XXXX-and-FN_LOCAL_XXXX-to-defines
- 2. bug#34) J0049: 「短いファイル名が同一になる」
- patch: samba-jp:10017
- 3. bug#35) J0103: 上書きコピーで読み取り専用属性が消える
- sugj-tech:3667, samba-jp:10253
- 4. bug#49) J0015: 大容量ファイルを転送中にキャンセルすると壊れたファイルが残る
- 5. bug#65) 全角大文字と小文字が混在したコンピュータ名のSambaマシンがドメインに参加できない
- depends on bug#50
- 6. bug#28) J0013: log が無限に増え続ける
- patch: samba-jp:10004 log の増大について
- 7. bug#70) lpr command で 「`」を含む漢字が使えない
- sugj-tech:4057, samba-jp:10743
- patch: sugj-tech:4057