Samba 2.0.10-ja-1.1 での変更点

提供: Samba-JP
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KB番号 J0108
最終更新日 2001/08/24
作成者 はせがわようすけ
最終更新者

対象

この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。

  • Samba 2.0.10-ja-1.1

詳細

Samba-2.0.10-ja-1.1 では以下の修正が施されています。 1), 2) はソースの修正。a), b) はドキュメントの修正を指してます。

  1. 統合した修正
    1. bug#29) UNIX 上で 127 文字より長いファイル名をうまく扱えない問題の修正
      • patch: sugj-tech:3503
      • テスト方法:
        sugj-tech:3454
        C:\> net use f: \\server\share
        C:\> rem > ##*:f:\0123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789.TXT
        C:\> ren f:\*.TXT X*.TXT
        C:\> dir f:\
        Volume in drive F is share
        Directory of F:\
        . <DIR> 06-13-01 11:40a .
        .. <DIR> 05-29-01 5:06p ..
        X1234~R1 0 06-13-01 11:40a X12345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345
        ← 126文字以降が落ちている
        1 file(s) 0 bytes
        2 dir(s) 1,057,292,288 bytes free
        C:\>
    2. bug#30) jis7/jis8/junet で全ての漢字を filename に使えるように修正
      • patch: sugj-tech:3705
      • テスト方法:
        coding system = jis7/jis8/junet の設定で、「く」「渥」 「ッ」(半角仮名) 等「/」を含むファイル名を作成してみる。
      • 備考
      • この対処は、ファイル名中の「/」を「 」(空白文字)に置き換えることにより、 暫定的にファイルの作成ができないこと防いでいます。 この置き換えは、JIS規格の仕様を逸脱していますので、UNIX 上では置き換えが行われたファイル名をうまく表示できなくなります。
    3. bug#31) sjis/hex/cap で全ての漢字を NETBIOS 名に使えるように修正
      • patch: sugj-tech:3705
      • テスト方法:
        coding system = sjis/hex/cap の設定で、「形」「港」等2バイト目に 「`」を含む NETBIOS 名の client から access して、生成されるログファイル名を確認する。
    4. bug#32) %S 変数の日本語対応
      • patch: sugj-tech:3705
      • テスト方法:
        1. 「log file」等で %S を含む設定をして日本語共有名がそのまま反映されているかどうか確認する。
        2. 「valid users」「invalid users」「username」「read list」「write list」「force user」「force group」 の各設定文字列に「%S」を含み、日本語共有名に対してその効果を確認する。
    5. bug#36) smbclient の日本語 NetBIOS 名対応
      • patch: sugj-tech:3744
      • テスト方法:
        1. 「netbios name =」に coding system の code で日本語名を記述してから
          smbclient //SERVER/SHARE
          server 側で log filename 及び log 内容を確認。
        2. -n option に続けて coding system の code で日本語名を記述して、
          smbclient //SERVER/SHARE -n 日本語
          server 側で log filename 及び log 内容を確認。
    6. bug#37) %m マクロ展開の日本語対応を client codepage = 932 の時のみに限定
      • depend on bug#19
      • patch: sugj-tech:3744
      • テスト方法:
        client codepage = 850(Latin)/437(US) 等の設定で MSB=1 の code (Umlaut や accent aigu 等) を NetBIOS 名に指定した client から access し、log filename の NetBIOS 名部分が「_」になっていることを確認する。
    7. bug#38) 真偽値を表す引数を int 型から BOOL 型に修正
      • patch: sugj-tech:3711 + sugj-tech:3744
      • テスト方法:
        特に無し
    8. bug#39) smbclient で日本語ユーザ名が扱えない
      • patch: sugj-tech:3776
      • テスト方法:
        「smbclient -U ユーザ」を実行して日本語ユーザ名指定の有効性を確認する。
    9. bug#40) dos_to_unix()/unix_to_dos() 発行箇所の不備によるコマンドの日本語対応の不備
      • patch: sugj-tech:3776
      • テスト方法:
        下記の tool 群でひととおり日本語を使った利用をしてみる。
        masktest
        rpcclient rpctorture
        smbclient smbmount smbpasswd
        smbsh smbspool smbtorture
    10. bug#41) coding system = cap/utf8 の時半角仮名 filename が正しく扱えない
      • depends on bug#19, sugj-tech:3699
      • patch: sugj-tech:3775
      • テスト方法:
        coding system = cap/utf8 で半角仮名を含む filename を生成し、UNIX 側から ls して確認する。もしくは、旧 Samba を稼働して同じ filename が生成されるかどうか確認する。
    11. bug#42) 2バイト文字のファイル名のSFN作成時に2バイト目が大文字/小文字変換ロジックによって変換されてしまう
      • depends on bug#1
      • patch: sugj-tech:3780
      • テスト方法:
        Win95/98 client で Samba 共有を network drive に割当て、LFN 対応していない DOS アプリ経由で 「!.txt」「(.txt」の順で作成出来るかどうかを確認する。
    12. bug#43) smbclient の builtin command の引数に directory を記述して指定すると、 実在する場合でも error になってしまう。
      • patch: sugj-tech:3790
      • テスト方法:
        smbclient の prompt で以下の operation を実行してみる。
        put DIR_NAME/FILE_NAME
        mput DIR_NAME/WILD_CARD
        get DIR_NAME/FILE_NAME
        mgut DIR_NAME/WILD_CARD
        del DIR_NAME/WILD_CARD
    13. bug#44) smbclient の tar command で、current directory が日本語を sub directory を持つ場合に失敗してしまう。
      • patch: sugj-tech:3790
      • テスト方法:
        smbclient の prompt で、日本語の sub directory を持つ directory 下で以下の oparation を実行してみる。
        tar c FILE_NAME
    14. bug#45) asprintf(3) のない環境で compile 出来ない。
      • depends on bug#43
      • patch: sugj-tech:3792
      • テスト方法:
        asprintf(3) のない環境で compile してみる。(NEWS-OS 等)
    15. bug#46) smbclient で長い日本語 pathname を含む tar file を扱えない。
      • patch: sugj-tech:3792
      • テスト方法:
        1. 100 文字以上の日本語 pathname を含む tar file を local に作成しておいて、 smbclient prompt で「tar x TAR_FILE」を実行して、 remote file が正しく生成されることを確認する。
        2. 100 文字以上の日本語 pathname を server 上に構成する。 テスト用 directory を作ってその下に 100 文字以上の日本語 filename を作るか、 もしくはテスト用 directory 名自体を 100 文字以上の日本語名にすると良い。 合わせて 100文字以上になる構成でも可。 smbclient を起動し、テスト用 directory 下の prompt で「tar c TAR_FILE」を実行して、 local に作られた TAR_FILE の内容を tar(1) で確認する。
    16. bug#47) smbtorture で日本語が扱えない。もしくは文字化けする
      • テスト方法:
        「smbtorture //サーバ/共有」を実行して結果を確認する。 但し「サーバ」「共有」は実在するもので日本語名にすること。
    17. bug#48) smbclient でコメントが文字化けする。
      • patch: sugj-tech:3790
      • テスト方法:
        「smbclient -L //server」を実行して出力される一覧のコメント部分に 日本語が正しく表示されることを確認する。
    18. bug#33) J0007: 「Sambaがマスタブラウザの時に日本語のコンピュータ名が文字化けする」
      • patch: sugj-tech:3793
      • テスト方法:
        日本語の workgroup 名およびコメントを設定した上で、 「wins support = on」「wins proxy = on」の状態で nmbd を動かして、 smbclient -L でこの server 情報を取得する。
    19. bug#51) J0051: 「SWATでnmbdの起動ステータスが取得できない」
      • patch: sugj-tech:3953
      • depend on: bug#18
      • テスト方法:
        smb.conf に何も設定していない状態で、SWATのSTATUSページから、 nmbd の動作状況を確認すると、常に停止になっている
    20. bug#52) SWATからnetbios nameに半角カナなどを入力できない
      • patch: sugj-tech:3952
      • テスト方法:
        coding system = euc / client code page = 932 の環境で、SWAT から netbios name パラメータに「サン(実際は半角カナ)」と入力して、 「設定変更」ボタンを押したときに、「旨」になっていないことを確認する
    21. bug#50) 日本語のコンピュータ名のマシンがドメインに参加できない
      • patch: sugj-tech:3952, sugj-tech:3970
      • テスト方法:
        coding system = sjis/euc/cap/hex / client code page = 932 の環境で、 netbios name、workgroup および参加ドメインのPDC名に日本語を含めた場合に、 ドメインに参加できることを確認する。 ただし、全角英語、ローマ数字、ギリシア文字の小文字を含むコンピュータ名を PDC 側で登録した場合は、ドメインに参加できない
    a) welcome.html の文法ミスの修正
    • patch: sugj-tech:3781
    b) HP-UX のパッケージ作成スクリプトの修正
    • patch: sugj-tech:3867 など
  2. 修正予定の問題点など
    1. bug#26) J0005: FreeBSDで一部のアプリケーションからの書き込みに時間がかかる
      • # ifdef 0 でなくて、FreeBSD の場合だけこのロジックが有効になるように して取り込みましょうか?
    2. bug#27) ごみばこ patch
      • patch: samba-jp:09932 Samba 用ゴミ箱
    3. bug#28) J0013: log が無限に増え続ける
      • patch: samba-jp:10004 log の増大について
  3. 修正予定のない(メドが立たない)問題点など
    現状 merge する予定がそもそもない、できないもの
    1. bug#25) パラメータ受渡しに利用していた関数をマクロに展開する修正
      • X-okuyama-expand-param-loadparm_c-FN_GLOBAL_XXXX-and-FN_LOCAL_XXXX-to-defines
    2. bug#34) J0049:「短いファイル名が同一になる」
      • patch: samba-jp:10017
    3. bug#35) J0103: 上書きコピーで読み取り専用属性が消える
      • sugj-tech:3667, samba-jp:10253
    4. bug#49) J0015: 大容量ファイルを転送中にキャンセルすると壊れたファイルが残る

参照

Samba 2.0.10 日本語版リリース1.1のリリース

この技術情報は sugj-tech:3981 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。