「Windows VistaからのSambaドメインへの参加」の版間の差分
提供:Samba-JP
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2007年3月4日 (日) 10:23時点における版
KB番号 | J0085 |
最終更新日 | 2007/03/02 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 | 太田俊哉 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.2 系列
- Samba 3.0.14a
- Windows Vista Business
説明
Samba 3.0 系列の途中のバージョン(少なくとも Samba 3.0.14a 以降)で構築された Samba ドメインには、ドメイン参加機能を持った Windows Vista マシン(Business/Enterprise/Ultimate)を参加させることが可能です。
- 以前の版では「Samba ドメインに参加させるには、予め Samba ドメイン側で参加させるマシンのコンピュータアカウントを作成しておく必要があります。」という記載を行っていましたが、これは誤りです。
Samba 2.2 系列以前、Samba 3.0 系列の初期のバージョンは Windows Vista からのドメイン参加には対応していません。
これらのバージョンで Windows Vista からのドメインログオンを行おうとすると、以下のようなログが記録されて、ドメイン参加に失敗します。
[2007/03/02 11:01:57, 0, pid=13082, effective(65534, 100), real(0, 0)] rpc_server/srv_pipe.c:api_pipe_bind_req(829) api_pipe_bind_req: unknown auth type 1 requested.
参考情報
Windows NT Server が PDC の NT ドメインでも、あらかじめコンピュータアカウントを作成することで Windows Vista マシンを参加させることが可能です。ただし、Windows Vista は LAN Manager 認証レベルのデフォルトが「NTLMv2 応答のみ送信」となっているため、「NTLM 応答のみ送信」などに変更しておく必要があります。
参照情報
この技術情報は
- samba-jp:19287 からの一連のスレッド
- Samba 3.0/4.0 ロードマップと Windows Vista との対応状況 (技術情報[OSSTech] から参照可能)
を参考に作成されています。