プリンタウインドウに「アクセス拒否」と表示される

提供:Samba-JP
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KB番号 J0066
最終更新日 2006/06/11
作成者 たかはしもとのぶ
最終更新者

対象

この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。

  • Samba 3.0.X
  • Samba 2.2.2
  • Samba 2.2.1a

概要

Windows NT/2000/XPからプリンタのアイコンをクリックすると、上部に「アクセスが拒否されました。接続できません(図1)と表示されてしまい、ステータスウインドウにもスプールされたジョブが表示されません。 なお、印刷自体は正常に行なわれます。

対処策(Samba 2.2.X)

これはSamba 2.2.2/2.2.1aの既知の不具合になります。

なお、Samba 2.2.3では、この問題は修正されていますので、可能であれば、Samba 2.2.3へのバージョンアップを行なって下さい。 印刷自体は正常に行なわれるため、エラーを無視して運用を継続することも可能です。

なお、そのプリンタ共有中のprinter adminパラメータにプリンタを利用するユーザやグループを追加することで、このエラーを抑止することも可能です。

[global]

 ...

[printers]
        comment = All Printers
        path = /var/spool/samba
        printable = Yes
        browseable = No
        printer admin = administrator @users
                                      ~~~~~~ 
 プリンタを利用するユーザやグループを追加します。

ただし、この設定を行なうと、一般ユーザがプリンタの管理を行なうことが可能になってしまいますので、その点は充分注意して下さい。

対処策(Samba 3.0.X)

これは、クライアント側にプリンタドライバをインストールしている際の仕様です。

use client driver = yes

の設定を行うことで、このエラーを抑止できます。

この設定は、サーバ側にプリンタドライバーをインストールしている場合は行わないようにしてください。

この技術情報は samba-jp:11263, samba-jp:12673, samba-jp:18382からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。