Default service が有効だと異常な日本語共有が現われる
提供:Samba-JP
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KB番号 | J0045 |
最終更新日 | 2001/06/30 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.7日本語版リリース2.2
- Samba 2.0.9日本語版リリース1.0
- Samba 2.2.0
現象
default service パラメータが有効でありかつ日本語共有名を利用している場合、日本語共有にアクセスすると default service パラメータの機能により、不正な名前の共有が作成されます。
例えば、coding system = CAP で「日本語共有」という共有名を利用している場合、「日本語共」という共有が作成されます。更にその共有に対してアクセスすると、「日本語」という共有が作成されます。 この共有は、そのセッション中で有効です。
coding system = EUCの場合は、一度のアクセスで不正な共有が複数個追加されます。
原因
dos_unistr2() 関数中の文字数カウントロジックの不備が原因です。
対処策
この問題に対応したSamba 2.0.10日本語版リリース1.0を利用してください。 なお、以前のバージョンに付いても、sugj-tech:3387 で投稿されているパッチと同様の修正を行なうことで対処可能だと考えられます。
なお、Samba 2.2.1 でもこの問題は修正されます。
この技術情報は sugj-tech:3379 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。