Username map ファイルでの日本語ユーザ名の使用について
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KB番号 | J0020 |
最終更新日 | 2001/05/06 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.7 日本語版リリース2.2
- Samba 2.0.7 日本語版
- Samba 2.0.7
- Samba 2.0.5a日本語版
概要
Samba 2.0.7およびSamba 2.0.5a/Samba 2.0.7日本語版では、username map オプションで指定したファイル中で、
monyo = "高橋基信"
のように記述を行なうことでWindows側の日本語のユーザ名をUNIX側のアカウント名にマッピングすることが可能な実装になっています。以下この機能について説明します。
詳細
Samba の実装の違いにより、Samba 2.0.5aとSamba 2.0.7以降とで以下のような違いがあります。
- Samba 2.0.5aJP2
- username map ファイル中にはShift_JISで日本語を記述する必要があります。なおcoding system =SJIS/EUC/CAP/HEX いずれの場合もうまく動作します
- Samba 2.0.8日本語版リリース1.0以前
- username map ファイル中に日本語を記述する際には、基本的にcoding systemパラメータで指定した文字コードで記述する必要があります。
- ただし、これらのバージョンでは、本機能については検証を行なっていません。従ってcoding system によってはうまく動作しない可能性があります。実際、Samba 2.0.7日本語版リリース2.2 では、EUCの場合にうまく動作しません。
- 詳細については、 coding system = EUC の時に username map ファイル中で日本語ユーザ名が使用できないを参照してください。
- Samba 2.0.8日本語版リリース1.1以降
- coding system = SJIS/EUC/CAP/HEX について、検証を行なっています。