Nmbd のログが増え続ける
提供:Samba-JP
ナビゲーションに移動検索に移動
KB番号 | J0077 |
最終更新日 | 2003/02/12 |
作成者 | たかはしもとのぶ |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.2 系列
- Samba 2.0 系列
現象
nmbd のログに以下のような内容が書き込まれ続け、すぐにログファイルの容量が増加してしまいます。
Feb 5 20:04:55 test1 nmbd[1338]: process_name_refresh_request: unicast name registrationrequest received for name AIU109<20> from IP 192.168.103.109 on subnet UNICAST_SUBNET. Feb 5 20:04:55 test1 nmbd[1338]: [2003/02/05 20:04:55, 0] nmbd/nmbd_incomingrequests.c:process_name_refresh_request(181)
原因
この問題は、Samba マシンが WINS サーバとして構成されていないにも関わらず、Samba マシンを WINS サーバとして構成したクライアントが存在した場合に発生します。
クライアントは Samba を WINS サーバだと仮定して、名前登録要求を行いますが、Samba は WINS サーバではないため、登録要求を拒否します。クライアントは定期的(デフォルト5分)にこの試行を行いますので、そのたびにエラーがログファイルに記録されます。しかもこのログは優先度 0 (一番高い) で出力されるため、log levelパラメータの値に関わらず書き込まれます。
複数のクライアントから要求が行われた場合などは、結果として、ログファイルの容量が増大する原因となります。
対処策
本来 Samba を WINSサーバとして構成しようと考えていた場合は、smb.confに
[global] ... wins support = yes
を追加し、wins serverパラメータを削除してください。WINS サーバとして構成された Samba で wins serverパラメータを設定してはいけません。
Samba を WINS サーバとして構成しようと考えていなかった場合は、クライアント側の設定を適切に変更して対処してください。