Samba機能比較

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Samba機能比較

2006年7月のSoftwareDesignに掲載(実際はWeb)された、SambaとWindowsとの機能比較表を ベースに、少し修正した表を作りました。

表として作成したものをCSVに変換し、それをWeb上のサービスで、Mediawikiの表にして います。やや見にくいですが、参考にはなると思います。

Samba VS Windows Server比較
機能 Samba 3.0.x Windows 2003
リソース管理
ユーザ情報の格納場所 LDAP、専用DB、テキストファイルなど ActiveDirectoryまたは内部専用DB
ユーザ情報の複製機能 LDAPの複製機能を使用
日本語ユーザ名 △ username map機能を使えば可能
日本語グループ名 △ groupmap機能を使えば可能
グローバルユーザ
ローカルグループ △ 利用方法要注意
グローバルグループ
ローカルグループ △ 利用方法要注意
ネストされたグループ △ 利用方法要注意
日本語コンピュータ名 △ username map機能を使えば可能
通信プロトコル
LANMAN認証
NTLM認証
NTLMV2認証
Kerberos認証 △ メンバサーバのときのみ可能
セキュアチャネル(NTLMSSP)
SMB署名
SPNEGO(RFC2478)
SMB2.0 ×
ドメイン管理
ActiveDirectoryサーバ ×
ActiveDirectoryメンバ
ドメインログオン
PDC
BDC
1サーバ内での複数ドメイン管理 ○ IPアドレスを複数割り当ててSambaを複数起動させることで可能 ×
ログオンスクリプト ◎ ログオンスクリプトの動的生成/変更可能 ○ 固定スクリプトを実行可能
移動プロファイル ◎ 読み込み専用プロファイルもサポート
ユーザポリシー(NT4相当) ×
グループポリシー(2000相当) ×
アカウントポリシー
複雑なパスワードの強制 △ 外部モジュールを使って可能
パスワード履歴
明示的な片方向の信頼関係
推移的な双方向の信頼関係 ×
ユーザの階層化、分散管理 △ LDAPのツリーを利用することで可能.Active Directoryとは運用方法が違うので注意 ○ Active DirectoryのForestを使うことで可能
アカウントの権利 △ 以下のみ可能 ・ドメインへマシンを追加 ・プリンタ管理 ・ユーザ/グループをドメインへ追加 ・リモートからのマシンシャットダウン ・共有の管理
ファイルサーバ機能
ユーザ/グループによる容量制限
フォルダ単位の容量制限 ×
論理ボリュームマネージャ △OSに依存
ボリュームシャドーコピー △OSに依存
ゴミ箱機能 ×
アクセス監査機能 ○ VFSモジュールで提供
Mac OS連携 ○ Netatalkをインストールすることで可能 ○ マッキントッシュサービスをインストールすることで可能
NFS連携 ○ カーネルレベルによるOPLOCK連携可能 ○ Service for UNIXをインストールすることで可能
ユーザホーム機能 ×
MS-DFS機能
MS-DFSプロキシ
ACL機能 △OSに依存、Windowsとは機能が違う
ホスト名によるアクセス制限 ×
日本語ディレクトリ/ファイル名
READ権のないファイルの不可視 ×
WRITE権のないファイルの不可視 ×
モジュールによるカスタマイズ ○ 標準で監査機能,ウィルスチェックなどを搭載.1つの共有に複数のモジュールをロード可能 ○ WINAPIでユーザが作成可能
複数のNetBIOS名 ○ smb.confで容易に指定可能 ○レジストリ変更が必要
スプールしながらの印刷 ×
PDFライタ機能 ×
WINS機能
WINSサーバ
WINSクライアント
WINS複製 △補助プログラムが必要
WINS静的マッピング ○ wins.datの直接編集
WINSとDDNSの連携 ○ wins hook機能 ×
ブラウジング
ドメインマスタブラウザ ◎ ワークグループ構成でも可能
リモートアナウンス ◎ 任意のワークグループ,ドメインにも可 ○ 信頼するドメインのみ
ポテンシャルブラウザ