Samba Mashup Report

提供:Samba-JP
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[SMR] Samba マッシュアップ レポート (#2) 2008年5月14日(水)

Samba 3.2.0 正式版リリースに向けて

Samba 3.2.0 の最初のRC版が 5月23日に予定され、正式リリースが近づいてきました Karolin Seeger氏は、まだ修正されていないいくつかの重大な問題のリストを samba-technicalメーリングリストにメールしました。[1]

[1] http://lists.samba.org/archive/samba-technical/2008-May/059085.html

Samba 3.0のバグ修正版リリース作業中

Samba 3.0系のバグ修正版が 5月19日(月)にリリースされる予定です。 これはv3-0-testブランチの修正の集合になるでしょう。オリジナルの アナウンスはsamba-technicalメーリングリストのアーカイブを参照してください。[1]

[1] http://lists.samba.org/archive/samba-technical/2008-May/059105.html


開発者の関心事 - Volker Lendecke

SMR:

あなたが最近興味を持って取り組んでいるプロジェクトについて教えてください。

VL:

Samba 3.xの紛らわしい部分の一つに「現在のユーザー」情報を表す手段というのがあります。
Samba 3.xでは現在の資格情報を表す複数の箇所があります。例えば、"current_user"の
グローバル変数があります。"connection_struct"構造体はユーザー情報のセットを持っていますし、
"user_struct"構造体などもあります。
私はユーザー情報を格納して利用しているこれらの全ての箇所を、認証を行う中心的な構造体を
経由することで置き換えたいのです。それを"auth_serversupplied_info"構造体と名づけています。


SMR:

このクリーンアップに取り組んでいる理由は何ですか?

VL:

135番ポートで ncacn_ip_tcpを実装しようと取り組んでいるのですが、そのためにこの統合が
必要だということを理解したのです。
エンドポイントマッパーにはSMB/CIFSに特有なconnection_structやvuidといったものが
存在しないのです。これらは、通常、smbdがユーザートークンに結びつけることが必要です。
そのため、ユーザー情報に関する不要な探索を避けるために再構築が必要と考えています。 
加えて伝統的に利用されている探索用のキーが、全ての状況で利用可能であるわけではない
という理由もあります。

コネクタソンでのSamba

コネクタソンは多くの研究所のストレージ開発者が一同に会する機会で、 サンノゼ(カリフォルニア)で開催されました。[1]

数人のSambaチームのメンバーがSambaとLinux CIFSクライアントの問題を 解消するために、この週にラボを訪れました。 テストのために用意されたのは様々な企業からのSMB/CIFSクライアント、 サーバーの品々です。 テストの最初の数日間で既に複数の問題が発見され修正されました。 これらの修正はSambaとLinuxカーネルのそれぞれの今後のリリースに 含まれるでしょう。

CIFSプロトコルに対してより新しいUnix拡張機能の利用を拡大するための 取り組みの一部として、Sambaサーバーが提供している暗号化された共有機能の 利点を取り込むためにLinuxのCIFSクライアントに対する作業が始まりました。 また、Linuxカーネル 2.6.26のcifsクライアントは、ここでテストされた マイクロソフトの分散ファイルシステム(MS-DFS)の機能を含むでしょう。

[1] http://www.connectathon.org/


Samba4 - Fact or Fantasy?

あなたが疑問に思うかもしれないことに答えると、Samba v4-0-testブランチは 事実と幻想のコンビネーションです。現在、コードベースはalphaリリース (すなわち開発者向けスナップショット)で、v4.0.0alpha3の状態です。 開発者のAndrew BartlettとJelmer Vernooijが、Samba v4のコードベースに 関連する週間の活動計画の概要について記載されている"Fantasyページ" [1] を 保守しています。

[1] http://wiki.samba.org/index.php/Samba4/Andrew_and_Jelmers_Fantasy_Page


投稿とサマリーの募集

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