Smb.conf で %U と %Gのマクロが展開されない
提供:Samba-JP
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KB番号 | J0500 |
最終更新日 | 2002/02/08 |
作成者 | 根津 研介 |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.2.0, Samba 2.2.1, Samba 2.2.1a
- Samba 2.2.2(日本語版を含む)
現象
smb.confで以下のように%Gを利用しているが、アクセスしているユーザのプライマリグループ(仮にAとする)に対応する/etc/samba/smb.A.confがあっても読み込まれない。
[JOHO] comment = Information Group path = /home/joho browsable = no available = no include = /etc/samba/smb.%G.conf
原因
Samba のオリジナル版の2.2.xへの変更時にデグレードが発生して%U, %G のいずれか、もしくは両方のマクロが正しく展開されません。
Sambaのバージョンと正しく機能するマクロとの関係は以下の通りです。
align=center | バージョン | %U | %G | 注記 |
align=center | Samba 2.2.0 | × | × | |
align=center | Samba 2.2.1 | ○ | × | 2.2.1aを含む |
align=center | Samba 2.2.2 | ○ | × | 日本語版を含む |
align=center | Samba 2.2.3以降 | ○ | ○ | 日本語版を含む(予定) |
対処策
- Samba 2.2.3 以降を使用してください。
- Samba 2.2.2-ja-1.0では、次のパッチをソースツリーで適用することで、%Gが使えるようになります。
samba-2.2.2-ja-1.0_percentg.patch
この技術情報は samba-jp:11963 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。