Unix password syncが機能しない
提供:Samba-JP
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KB番号 | J0400 |
最終更新日 | 2001/10/01 |
作成者 | 小田切 耕司 |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.7以降(日本語版を含む)
- Samba 2.2.x以降
現象
smb.confでunix password sync = yesとしているが、以下のメッセージが出力されて、パスワード変更・同期ができない。
machine 127.0.0.1 rejected the password change: Error was : The specified password is invalid. Failed to change password
原因
unix password sync = Yesとするときは、passwd program , passwd chat パラメータが必要になります。
このパスワード同期機能を使用するには,Sambaが起動しており、localhost(127.0.0.1)からの接続を受け付ける必要があります。
Samba 2.0.7 より古いバージョンを使用していると、正しく動作しないことがあるので、Samba 2.0.7 以降を使用して下さい。
対処策
1. Samba 2.0.7 以降を使用して下さい。
2. hosts deny , hosts allow , bind interfaces only パラメータなどでlocalhost(127.0.0.1)からの接続を受け付けるようにして下さい。
3. passwd program , passwd chat パラメータを正しく設定して下さい。
例えば、Linux の場合は、smb.confの[global]セクションで以下の指定が必要になります。
unix password sync = Yes passwd program = /usr/bin/passwd %u passwd chat = *New*password* %n\n *Re*new*password* %n\n *success*
設定が不明な場合やうまく機能しない場合は、以下のような設定して、ログからデバッグしてみて下さい。
unix password sync = Yes passwd program = /usr/bin/passwd %u passwd chat = * %n\n * %n\n * # ここの*の数を適当に増減させて下さい。 log level = 100 passwd chat debug = Yes
この技術情報は samba-jp:10985 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。