日本語のボリュームラベルが文字化けする
提供:Samba-JP
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KB番号 | J0102 |
最終更新日 | 2001/06/30 |
作成者 | 長谷川陽介 |
最終更新者 |
対象
この文書は、以下のプロダクトに付いて説明したものです。
- Samba 2.0.9 日本語版リリース1.0
- Samba 2.0.7 日本語版
- Windows 98
現象
volume オプションを使用して、ボリュームラベルに日本語を含む文字列を指定したときに、クライアント側ではボリュームラベルが文字化けして見えます。
原因
これは Samba のバグです。
source/param/loadparam.c において volume オプションで指定された文字列を coding system に応じて変換していないため、クライアント側からは文字化けします。
また、Samba 2.0.7 日本語版リリース1.3以降ではボリュームラベルの文字数のカウントロジックに誤りがあり、文字の終端が切り落されてしまっています。
対処方法
Samba 2.0.10日本語版リリース1.0以降では、この問題は修正されています。
Samba 2.0.7日本語版リリース2.2は以下の暫定パッチにて対応しました。問題が発生している場合はこのパッチをソースに適用した上で、再コンパイルを行なってください。またオリジナル版および、リリース2.2以前のSamba 2.0.7日本語版に対しても、同様のロジックを適用することで、この問題を修正することが可能です。
なおこのパッチは『ボリュームラベルのデフォルト値に関する不具合』の事象も同時に修復します。
samba-2.0.7-ja-2.2_volumename.patch
その他、関連する項目として『ボリュームラベルが意図しない文字列となる』も参照してください。
この技術情報は sugj-tech:2761 からの一連のスレッドの議論を元に作成されています。